旧法の注意点


家現在は「借地借家法」という借地権に関する法律ですが、大正10年は「借地法」(旧法)でした。これはメリットだけといえるのでしょうか。地主さんにとってどうであるかを考えてみましょう。

何と言いましても、この法律は地主さんには不利でしたから、地主さんにとって、デメリットがありました。一度貸した土地は、半永久的に借りた人の物という事ですから、素行の良くない人に貸してしまったら、困った事になるでしょう。たとえば、定職なしだとか、怠け者で働かないとかで、お金がなく、賃料を払ってくれない人が借り手でしたら、困ります。出ていってくれと言っても、法律で、その人は守られているのです。そのような人が、複数いたら、困るというレベルではないはず。ストレスが溜まってしまいしますし、精神的にもダメージが出てきます。今もこのような人はいますが、昔の方がこういう人は多かったかもしれません。地主さんにとっては困ったものでしょう。

地主さんの中には、このようなことが嫌で土地を手放してしまったと言う人がいたかもしれません。それに比べ、今はもっと地主さんが保護されている法律になっています。人によって考えも違いますが、地主さんにとっては今の方がよいのではないでしょうか。